生活習慣病に共に立ち向かおう!

生活習慣病に関わる医療現場での仕事内容やスキルについて

資格を取って生活習慣病予防指導のプロになる

生活習慣によって発症すると考えられる病気を総称して生活習慣病と呼ぶが、過去には成人病と呼ばれていた、がん、脳卒中、心臓病、高血圧、動脈硬化、糖尿病などのことを指す用語である。高齢になるとともに発症する危険度は高まるが、その他にもライフスタイルが大きく関係していると言われ、逆に言えば心がけや生活習慣改善によって予防できる病気だとも言える。生活習慣病は戦前にはほとんど見られなかったことから、豊かな現代社会特有の病気でもある。

予防するために気をつけることはいくつかあるが、まずは禁煙と適度な飲酒を心がけることである。食事にも注意をして、塩分は控えめ、油っぽい料理は避ける、野菜を多めに取る、肉よりも魚を中心とするなどが大切である。毎日適度な運動をすることも大事なうえに、ストレスを溜めないこと、規則正しく十分な休養、睡眠を取ることも必要である。虫歯や歯周病など口腔内の病気が原因で体の他の部分に悪い影響を与えることもあるので、そこも十分な注意を必要とする。

生活習慣病予防のための指導は医師や看護師から受けることもできるが、専門の資格として生活習慣病予防指導士がある。専門的な知識と技術で総合的な視点から、健康づくりのリーダー的な役割を果たす資格である。その下にランクされる資格として正確習慣病予防士資格もあるが、こちらが指導できる相手は自分自身と家族に限定されているので、第3者に指導することはできない。